用途から選ぶ - コーティング
塗布量を管理するために、セルロールの実容積を把握
コーティング工程の転写・塗布条件は、「塗工液」「機械条件」「ロール」の3つの掛け合わせで決定します。そのため、液や機械の設定が全く同じであっても、ロールのセル状態(摩耗や目詰まりなど)が変化すれば、最終的な塗工結果(膜厚や外観)も変わります。
02|コーティング・塗工
塗工条件だけを管理するのではなく、塗工液を保持・転写するセルそのものを測定
セルの有効容積が減少することで単位面積あたりの液保持量が低下し、結果として最終的な製品の「膜厚(目付量)」が目標値から下振れする現象が発生します。さらに、目詰まりや摩耗の度合いがロールの幅方向や周方向で不均一である場合、液の離脱性(レベリング性)が局所的に損なわれ、筋引き、液ハジキ、あるいは転写パターンの残存といった「外観欠陥(塗工不良)」を誘発する直接的な原因となります。
従って、再現性の高い安定したコーティング品質を維持するためには、液や機械の条件管理にとどまらず、ロールのセル状態をプロセス管理上の極めて重要な動的変数として捉え、定期的なセル洗浄や3次元形状測定による定量的な状態管理(環境維持)を行うことが不可欠です。
こんな課題はありませんか?
① 塗布量が安定しない
設定条件は同じなのに塗布結果にばらつきがある
② ロールを交換すると条件が変わる
同一仕様のロールでも実際のセル容積が異なる可能性がある
③ セル詰まりを定量評価できない
外観検査だけでは、有効容積がどの程度失われているか分からない
④ 洗浄効果を判断しにくい
洗浄前後でセル容積がどの程度回復したのか数値で確認したい
⑤ ロール摩耗と塗工品質の関係が分からない
使用時間だけでロール寿命を判断している
⑥ 塗工不良の原因切り分けに時間がかかる
塗工液・粘度・速度・圧力・ロール状態など、多数の変数が存在
これまで管理しにくかった「ロール状態」という工程変数を数値化
主な測定対象
機能性フィルム
セルロール
粘着・接着
離型
各種精密コーティング
フィルム・シート加工
測定結果を、一回限りのデータで終わらせない - MicroScan3
MicroScan3を活用してロールのライフサイクル(新品・使用後・洗浄後)ごとにセル容積を測定・記録します。ロールの状態変化が塗工品質に与える影響を可視化できるため、最適なプロセス管理やメンテナンス時期の的確な判断が可能になります。
コーティング市場では、モデル選択(Veritas or Classic)を
セルサイズ・セル容量・測定目的に応じて選定
3DQC Veritas
微細セル+現場QC
高線数・微細セルを使用し、製造現場で定期測定したい場合
3DQC Classic
幅広いセル仕様+専門測定
低倍率を必要とする粗いセル・大容量セルを含め、幅広いロール仕様を扱う場合
2ターゲット市場での比較表
| 市場比較 | 主な管理 対象 |
管理したい 作業 |
最重要 測定値 |
主な問題 | 品質への 目的 |
洗浄評価 | 経時管理 | MicroScan3 | Veritas | Classic |
| フレキソ・段ボール印刷 | アニロックス ロール |
インキ転写 | セル容積 | 詰まり・摩耗・損傷 | 印刷・ 品質安定 |
◎ | ◎ | ◎ | 第一提案 | セル仕様 で選択 |
| コーティング・塗工 | セル・転写 ロール |
塗工液転写 | セル容積 | 詰まり・摩耗・容積変化 | 塗布量・ 工程安定 |
◎ | ◎ | ◎ | 専門 広範囲用途 |
セル仕様 で選択 |