アニロックス・ロールセルの3D測定・容積管理
マイクロダイナミクス社とは
マイクロダイナミクス社(米国ジョージア州)は、2001年の創業以来、アニロックスロールおよびグラビア/フレキソシリンダーのセル体積を非接触・高精度に測定する3D検査顕微鏡「3DQC」シリーズを開発・製造してきた、この分野のパイオニアです。
2001年の創業以来、同社が生み出した非接触・白色光干渉計を用いた独自技術により、フレキソ・グラビア印刷業界のロールOEMメーカーから絶大な信頼を獲得。±1%という高い測定再現性と、8秒未満の高速スキャンを両立し、「測れないものは管理できない」という哲学のもと、印刷品質の安定とロス削減を支える計測技術を提供し続けています。
それまで一部の大手ロールメーカーやOEMのみが利用できた高精度計測を、印刷会社・コンバーターの生産現場にも届けることを可能にしました。看板製品である3DQC Classic™は、長年にわたりロールOEM各社の標準機として採用され、新製品3DQC Veritas™は、その精度を現場に届ける後継機として開発されました。
白色光干渉法による非接触3D測定とは
白色光干渉法は、光の干渉を利用して、表面の微細な凹凸を非接触で測定する技術です。測定面と基準となる鏡から反射した光を重ね合わせると、明暗の模様(干渉縞)が生じます。高さ方向にスキャンしながらこの模様を解析することで、表面の各位置の高さを求め、立体的な形状を3Dデータとして再現します。
アニロックスロールなどの測定では、セルの深さ・形状を測定し、セル容積を算出できます。測定面に触れずに、摩耗や目詰まりによる変化を可視化・数値化し、ロールの品質管理や洗浄効果の確認に役立ちます。
光の波長レベルの微細な干渉を利用するため、環境振動の影響を非常に受けやすい特性があります。高精度な測定を安定して行うには、除振台(防振台)の設置が推奨されます。
レーザー干渉計との違い
単色レーザーを用いた位相シフト干渉法では、位相が2πごとに繰り返すため λ/2 を超える段差で位相接続の曖昧さ(2πアンビギュイティ)が生じます。白色干渉法は干渉が発生するZ位置そのものを高さとして扱うため、この制約がなく、大きな段差や粗い面も測定も可能となります。
アニロックスを「見た目」ではなく、セル容積で管理
ロールの摩耗やセルの容量不足による、印刷・コーティングの品質ブレにお悩みではありませんか?
「3DQC」は、白色光干渉技術を用いた非接触測定で、セルの容積、深さ、線数、角度、そして微細な損傷までを正確に数値化。フレキソ印刷や段ボール印刷、塗工プロセスの品質管理をデジタル化し、安定生産を強力にバックアップします。
印刷・塗工品質は、ロールセルの状態で変わります
アニロックスやセルロールは、使用と洗浄を重ねるうちに、セルの目詰まり、摩耗、損傷が避けられなくなります。
目視では異常がないように見えても、実際のセル容積が目減り・変化してしまうと、インキや塗工液の転写量にズレが生じます。その結果、印刷濃度の変動や色再現性の悪化、塗工量・膜厚のバラつきを引き起こす原因となります。
ロールセルを3D測定で定量化
測定項目 ユーザー用途
セル容積: インキ・塗工液の保持/転写能力
セル深さ: セル状態・摩耗の把握
線数: ロール仕様の確認
スクリーン角度: セル構造の確認
セル形状: 彫刻状態・変形の評価
損傷・詰まり: 洗浄・メンテナンス判断
2つのターゲット市場で、品質管理
汎用3D測定機ではなく、ロールセル管理のための3D測定システム
01|セル容積を定量測定
単なる表面観察ではなく、セルの容積を数値化
02|ロール上で直接測定
研究室での測定ではなく、実際のロールを現場測定
03|8秒未満の高速測定
Veritas / Classicによる日常的なQC運用を可能にする
04|MicroScan3による履歴管理
新品 → 使用 → 洗浄 → 再測定 → 摩耗を追跡する
測定目的・セル仕様に応じて最適な3DQCを選択
現場・日常QC用のポータブル3D測定
- 2.9kg
- 測定8秒未満
- 10× / 20×
- 高線数・微細セル
- プリンター/コンバーターの日常管理
幅広いセル仕様に対応するプロモデル
- 幅広い倍率
- 粗いセル・大容量セル
- 多様なロール仕様
- ロールメーカー
- QA・専門測定
測定データを、ロール管理情報へ
- 3D解析
- セル容積
- 損傷・詰まり
- 摩耗トレンド
- 測定履歴データベース
3Dロールセルスキャン・フローチャート概略図